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T-TAS01
 血栓形成能解析システム


 
T-TAS® 01とは

T-TAS 01

T-TAS®(Total Thrombus formation Analysis System)は、生理的な血流条件下で血液の血栓形成能を定量化する装置です。
当該装置の専用試薬である PL チップは、アスピリン、クロピドグレル、プラスグレル、チカグレロルなどの抗血小板療法を受けている患者様や、Glanzmann 血小板無力症や vonWillebrand 病などの一次性止血異常を有する患者様における血小板血栓形成能の分析と評価を行うことができます。


藤森工業株式会社 T-TAS ® 01 サイト
https://www.t-tas.info/products/
 
ZACROSとT-TAS® は藤森工業株式会社の登録商標です。

 
測定原理

T-TAS 01
T-TAS® 01 (Total Thrombus formation Analysis System 01) は、マイクロレベルの流路を有するディスポーザブルのマイクロチップ(以下 Chip と呼ぶ)を用いるずり応力条件下で、血栓形成を定量解析するシステムです。 全血を専用 Chip に流し、経時的に形成された血栓の強固さの圧力波形を解析し、総合的な血栓形成能を評価します。

各チップの測定の流れ

 
3種のチップ

3種のチップを用いた異なる血栓形成の評価が可能です。
 
PL Chip

PL Chip: 血小板血栓形成を評価
- コラーゲンコーティングのマイクロキャピラリー26 個を備えたフローチャンバ
- 測定開始から10 分内に結果表示
- 2 チャンネルで、2 検体が同時測定可能
- 二次止血能の影響無し
 
AR Clip

AR Chip: 白色血栓形成を評価
-コラーゲン及び組織トロンボプラスチンをコーティングしたマイクロキャピラリー
- コーン由来トリプシンインヒビター(CaCTI) を加え、外因系血液凝固経路を測定
- 抗凝固薬と抗血小板薬の併用効果を測定することで包括的な止血機能を評価
- 測定開始から30 分以内に結果表示
 
HD Chip

HD Chip: 血小板数が少ない検体で白色血栓形成を評価
- 血小板数が少ない(10,000 ~ 90,000/μl)検体でも包括的な止血機能を測定可能
- コラーゲン及び組織トロンボプラスチンをコーティングしたマイクロキャピラリー
- コーン由来トリプシンインヒビター(CaCTI) を加え、外因系血液凝固経路を測定
- 測定開始から30 分以内に結果表示
 
  PL Chip AR Chip HD Chip
コーティング試薬 コラーゲン コラーゲン + 組織因子 コラーゲン + 組織因子
キャピラリーサイズ 40×40 μm×26 microcapillaries 300×80 μm 300×50 μm
ずり応力 1500/S 600/S 1200/S
評価適応 血小板血栓(血小板)
一次止血
混合白色血栓(血小板 + フィブリン)
一次止血 + 二次止血
混合白色血栓(血小板+ フィブリン)
一次止血 + 二次止血
臨床検査 血小板機能異常症
vWF 疾患
抗血小板薬
経口抗凝固薬(DOAC)
出血リスク
抗血小板薬 + 抗凝固薬
血小板減少症
出血リスク評価
血小板輸血
全血検体 320 μl + BAPA 480 μl + クエン酸Na + CaCTI 480 μl + クエン酸Na + CaCTI

 

 
仕様

 装置本体寸法 :36 × 32 × 24.7 (cm)
 装置本体重量 :6.0kg
 定格消費電力 :42W 以上
 システム全体 60W
 動作環境 :湿度 20~30℃
 相対湿度 20~80%
 測定時間 :PL Chip 約10分
:AR Chip 約30分
:HD Chip 約30分 
   
   

 T-TAS® 01 血栓形成能解析システム
 一般医療機器 特定保守管理医療機器 製造販売届出番号: 13B1X10181000056
 

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